M's diary - 日本から世界へ -

~日本、世界、社会を考えるブログ~

パーキンソンの法則

皆さんはパーキンソンの法則というものを聞いたことはありますか? 

最近、この古典ともいえる本を面白おかしく読んだ。

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k = 部下を経て昇進を望む人員の数

l = 任官時と退職時の年齢差

m = その省の中で、ある覚書きに回答するのに要する人時(man hour)

n = 管理されている下部組織の数

そうしたとき、

x=毎年新たに要求される人員数

となり、これは統計的には毎年5.17%~6.56%で成長するという。

 

このような計算をまじめに分析していることが、この本の面白おかしい所なわけだが、要は為さねばらなぬ仕事の量は変わらなくても、仕事は増えていき人員も増えていくのだという。

パーキンソンの第一法則

「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」

 

僕自身こういった経験は何度もしたことがある。

そして、これは組織が大きくなればなるほど生じるリアルな現象だと思う。どんどん階層が生まれ、一つの決定をするにも信じられないほど無数のパスを経なければならない。仕事のために仕事が生まれ、それ自体が個別目的化して全体の目的とはまったく異なる奇天烈な状況になってることは本当によくある。仕事は担当化、機能化、細分化し、その担当者がいないと仕事が進まないという現象が生じていく。(効率化という名の下、非効率性を生んでいく)。

 

具体的な事象はさておき、こういった現象の背景には一つの共通事項があると思う。

それは「成長の終焉」。

 

成長しているときは基本人が足りない。

だから最大効率で仕事を進める。

余計なことはすべてショートカット。

また、成長しているから組織の目的もシンプル。

団結も生まれやすい。

正に、ベンチャー企業ってこういう状態。 

 

一方、成長が止まった時全てが逆回転となる。

 

成長を維持させていくことことは経営者の使命。

そして、日ごろからコストコントロールを徹底し、心に贅肉をつけない環境をつくっていくこと、それは会社の経営的にも、組織の生産性的にも、そして社員の精神性にとっても結果的に持続性につながる。パーキンソンの法則を法則としないことが重要。