Ahead of the Curve -日本から世界へ-

~日本、世界、社会を考えるブログ~

香港とライセンスと私

香港とは世界に誇る「食の街」であることは言うまでもないだろう。伝統の広東料理、そして世界から集まる多種多様な料理。国際都市香港にはありとあらゆる「食」が存在する。街を歩けば日本では想像できないような多様性・国際性を感じることができる。それもそうだ、つい最近まで鎖国をしていた日本と、世界のあらゆる文化を吸収し、最近まで英国領だった香港とは比較にならないくらいの差がある。

 

そんな「食の街」香港には、当然ながら無数の飲食店が存在する。もちろん、懐かしき屋台から三ツ星レストランまで多様だ。でも、これだけ食が発達している香港ではあるけれど、その飲食を営むためには様々な規制を乗り越えなければならない。そして営業のためには国に認められたライセンスが必要となる。

 

僕のお店でも、そのライセンスを取得するためには随分と苦労した。専門のコンサルタントを雇い、様々な法律を踏まえ、適切なデザイン・設計をしなければならない。そしてそれに違反すれば、ライセンスはもちろん取得できないし、監督官が定期的に監督しに来るために、その後構造物を少し調整しても後に警告を受けてしまう。それを続けると最終的にはライセンスを剥奪されてしまう。一見すると、香港とはものすごく”OPEN”な街にも見えるけれど、この飲食業ラインセンスの取得は世界一厳しいと言っても過言ではない。競合も多数いるし、競争が激しい上にライセンス取得の維持も世界一厳しい街だ。この事実を事前に知っていたら、僕の投資戦略もきっと変わっていたと思う。まさに、想像以上の厳しさだった。まぁ、今では後の祭りだ。

 

さて、様々な理由から、正面玄関を少し変更することに。監督官にとやかく言われる前に、先手を打ちます。

 

お店の変化を記念写真

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