Ahead of the Curve -日本から世界へ-

~日本、世界、社会を考えるブログ~

一夜明けて

自民党が参院選でも圧倒的な勝利を収めた。株式市場はそれをポジティブに捉え、日経平均は600円を超える大幅な上昇を見せた。ありがたくも、為替も円安に進んでくれた。(香港から食材を購入している僕にとっては1円、1銭の動きが本当に事業に直結するので毎日トレーダーのように為替を見る生活になってしまった。余談)ところで、株式市場は安部政権の何に期待を抱いているのだろう。経済対策に期待?どんな経済対策をするのだろう。また国債の発行で将来から借りてくるのか?そして、そのお金をどうするのだろう。カンフル剤をいくら打ってもまったく効かなかったこの日本経済に、また金を投入するのだろうか?これをもう20年以上繰り返している。ひとまず、参院選で勝利した安部政権の新しい?経済対策の発表を待つことにしよう。

 

ところで、だ。日本再生のためには様々な意見もやり方もあろう。でもざっくり言うと僕は以下が重要だなぁ~と思ってます。

 

- 道州制の導入。各地域が司法権、立法権等、行政権という国家と同じ機能を持ち、世界とダイレクトに対面する。(ただし、これは理想だけど・・。現実的には難しいだろうね。大阪都構想もあと一歩だが敗れた。)

 

- インバウンドビジネスのためのビザ要件の緩和。これは極論、即実行が可能だ。即効性もある。人口が減少する中で「移民政策」は決して無視はできないし僕も賛成だ。ただし移民政策が本当に実るまでにきっと50年から100年くらいの年月がかかると思う。鎖国の国「日本」で移民政策を成功させるためには、文化的にも感情的にも途方もない時間がかかると思う。一方、インバウンドビジネスはあくまで観光だ。即効性は他と比べれば極めて高いのではないだろうか。現在2000万人の訪日者を1億人くらいにしたい。これから生まれる消費は途方もなく大きい。そして日本にはそれだけの文化・観光資産が存在する。宿泊施設が足りない?それは訪問地の戦略的分散と、規制緩和による民泊の利用も含め、解決策なんていくらでもあると思う。足元をみるのであはなく、ビジョンに向かって動くことが重要だと思う。

 

- イタリアのように地方の中小都市から世界ブランドを創る。日本の地域からアウトバウンドビジネスを狙う。そして、戦略の立案、運営をつかさどる人材にこそ国はお金を支払うべきだよね。逆にそういった人材がいないから宝は眠ったまま。むしろ、そういった人材は世界から集めればよいと思う。日本人に限る必要はない。例えば、僕の実家の近くには、燕市があり世界に誇る技術を持っている街だ。世界に誇るブランドになる可能性だってある。これは一例に過ぎない。

余談か長くなってしまった。さて、アベノミクスどうなることやら。経済対策の発表を待ちたい。