本日日経新聞より。
見出しは、「過去最大の24円上げ」。
さて、24円上がると一日8時間として、週22日の勤務とすると年間で”最低”5万円程度のupだ。もちろん小さくはない額だ。恩恵を受ける人も沢山いることだろう。
でも、単純に思うのは、その5万円を皆さん快く消費に回すかな?という点。将来への不安(雇用、年金諸々)がある限り、人、とりわけ日本人は貯蓄に回すのだと思うんだよね。実際、歴史はその道を歩んでいる。こういった総花的なお金の支払いを正に「ばら撒き」と言う。
人々がお金を「今日」消費するには、「明日」以降の経済が成長することをイメージできることが重要だと思う。お金をばら蒔いて人々にお金を消費させ、日本経済を喚起しようという発想は因果関係が逆だね。成長がイメージ(雇用や将来不安の軽減化)できるから人々はお金を消費できると思う。さもなくば、日本人は伝家の宝刀、「貯蓄」に動くことだろう。
必要なのは、バラまきではなく事業創造・革新を促す規制緩和、そして国のお金の使い方としても選択と集中だと思う。一案は以下。
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