M's diary - 日本から世界へ -

~日本、世界、社会を考えるブログ~

鰻や蚕を手で掴む話

鰻は、蛇に似ており、蚕は芋虫に似ている。誰でも、蛇を見れば嫌がるし、芋虫を見れば、気味悪がる。

それなのに、漁師は平気で鰻を掴むし、女は平気で蚕を手で掴む。どちらも似ているのに、方や毛嫌いされ、方や好まれる。これは一体どういうことか。

即ち、鰻と蚕は利益になるからである。鰻を取れば儲かるが、蛇を取っても儲からない。芋虫を触っても儲からないが、蚕を紡いだら儲かる。だから、人は平気で触ることができるのである。つまり、利益は、人を勇者にするのである。

 

どんなに気持ち悪いものであっても、金になるか、ならないかで扱いが変わる。人は、利益のためであれば、どんなことでもできるのである。

 

韓非子を読んでいます。

2000年以上も褪せることなく生き残ったこの書物。

深みのある内容だ。

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