Ahead of the Curve -日本から世界へ-

~日本、世界、社会を考えるブログ~

やるしかないだろう。いくしかないだろう。

私ごとながら、以前こんな記事を書いたことがある。父親が長いこと築いてきた事業をたたむことにした。正確にはたたむつもりだった。一時は大きな事業を営み、社会に足跡を残した会社。でも経営者が光を失えば会社も光を失う。

 

私ごとながら、父と母と今後会社をどのようにしていくか、そしてそれが何を意味するのかをしっかり話し合った。父は既に会社をたたむことに意を決している。僕が何を言おうと「金融で生きてきた君には、技術は何もわからない」その一点ばりだ。

 

私ごとながら、様々なことがあったけれど、父と共に再チャレンジすることにした。この度、僕は公式に父の会社の取締役となり、彼の会社をバックアップすることにした。たたむのではなく、もう一度成長に向けて舵を切る。閉じるではなく、未来に挑む。

 

僕には二つの思いがある。父親が育てた会社をつぶしたくはない。それは当たり前だ。そしてもう一つは、地方の衰退を止めなければ本当に地方は衰退するからだ。日本に地方がなくなれば、日本ではなくなる。

 

5月に、役員が集まり今後の戦略を話す。きっと大地が織りなす薫風の香りがする季節だ。

 

僕は、日本から世界へというブログを長らく書いてきた。でもその根本は「地方から世界へ」だ。火が消えない限り、挑戦すべき。否、挑戦しかない。それが父と僕との結論だ。

 

やるしかないだろう。いくしかないだろう。