新民通りに連なるかつての満州国の行政機関だ。その多くは、吉林大学の医学部、薬学部などの校舎として使用されているが、これだけの手の込んだ建築物を短期間に作り上げた史実には感銘を受けた。とりわけ最後の関東軍司令部は、名古屋城を彷彿させる立派なお城だ。しかし、満州国という独立国のど真ん中にお城を建築するという発想そのものが、満州が傀儡国家でったことの証でもある。中国人からすれば、憎しみのこもった建物以外何もでもないが、今でも再利用して後世に満州国の生きた軌跡を残してくれていることには感謝したい。
<偽満州国国務院旧址>
<偽満州国軍事部旧址>
<偽満州国軍事部旧址>
<偽満州国総合法衙旧址>
<旧関東軍司令部>