M's diary - 日本から世界へ -

~日本、世界、社会を考えるブログ~

“The four most expensive words in the English language are, 'This time it's different.'”

四つの単語でできた言葉の中で、最も高くつくものは「今度ばかりは違う(This time it’s different.)」である。

これは米国の投資家でウォール街の伝説的なファンドマネジャーもあるジョン・テンプルトンの格言である。マーケットのトレンドに対して今度ばかりは違うと食ってかかると結果的に大損につながるということだ。別の言葉でいえば、一回性はなく歴史は繰り返すということだ。

さて、投資の格言から始まった本日のブログではあるけれど、この歴史の再現性が今日の北朝鮮に見えてならない。つい先日ハルビンの731部隊を訪れたから尚更ではあるけれど、現在の北朝鮮の状況がかつての日本が置かれた状況に酷似して見える。日本が国際社会から禁止されている細菌兵器を作ったように、北朝鮮は核兵器をつくり世界を脅かしている。そして世界との経済のパイプもたたれ孤立が深まっていく。世界から孤立し、天然資源を絶たれた日本がとった行動はパールハーバー(真珠湾攻撃)だ。

このまま、北朝鮮が孤立し極限の状態になったときに、かつての日本がとったような行動をとってしまうならば、世界は本当に恐ろしい状況に追いやられる。太平洋戦争時代の不幸中の幸いとは、まだ科学技術の発展レベルが低かったということだ。核兵器はアメリカしか持たなかったということだ。もし1億玉砕の日本が当時核兵器を持っていたら、地球は破滅していただろう。

そして、それに類似した状況が現在の北朝鮮というわけだ。不運にもアメリカの大領領トランプ氏は、国内での人気が今一つ。そこで新しいテーマ(外敵)ができるのは、国民の注力を外にそらすのに格好の餌である。思えば、クリントン、ブッシュも、皆外敵をつくることで、国内の不祥事・不人気のガスを抜いた。だからこそ、トランプ氏も、北朝鮮をたたくモチベーションがあるわけだ。こう考えると、北朝鮮の独裁社会も恐ろしいが、民主主義も実に恐ろしい仕組みだ。

北朝鮮が他国に少しでも現実的に攻撃をした場合、その直後にアメリカにボコボコにされると思うが、そうなったら北朝鮮も特攻的に隣国に弾道ミサイルを発射するだそう。中国、韓国、そして日本にも少なからず被害が出てしまう可能性がある。ソウルは北朝鮮の国境から50㎞しか離れていない。日本の日本海側には柏崎刈羽原発がある(新聞によると9月2日は、再稼働への合格がでたとのこと)。

平和な社会がずっと続いた日本だから、テレビのニュースがどこかの地域のお話にも聞こえそうになるが、現在アジアが置かれた状態は、極めて緊迫した状況にある。歴史が繰り返さないことを祈るばかりだ。

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