先日に引き続き金融に関する記事。
「ひどい」なと改めて。
本来、将来の家計の大切な原資としての投資信託の運用が、回転売買のカモにされた結果としてのファンド数の増加だ。この14年間増加し続け、その数も6000本を超えたそうな。
少子高齢化、そして日本経済の鈍化の中で、賦課方式をとり続けている日本の年金は、世界で最も持続性に欠けたシステムであることは明らかであり、投資信託による資産形成の重要性は議論の余地がない中で、金融業界では顧客を搾取し、提供企業の懐を肥やすという姿勢は悪化の一途をたどった。長年自らこの投資信託に関わってきた者として、この現実には悲しさを覚える。もちろん、中には本質を追求する素晴らしい投資信託があることも同時に強調てはおきたい。
しかと経済事象をとらえ未来に向けて備える者
金融商品に搾取される者
無学・無知のまま、大衆心理の中で生きる者
その差はやがて取り返せないほどに大きくなるだろう。
日本の貧富の差は更に拡大する。