Ahead of the Curve -日本から世界へ-

~日本、世界、社会を考えるブログ~

GDI Communicationsの経営陣の方々と出会いがあり、意気投合しカンファレンスに招待いただいた。カンファレンスでは、「社会問題×ICT」を広くテーマとして掲げ、教育・金融・NPO関連の経営者が集結。中でも、「世界の山でトライする」という長澤さんの活動には感銘を受けた。信念って何よりも強い。

当日のディスカッションもさることながら、心に残ったことはスタッフの熱量。運営スタッフは、皆GDI社のスタッフの皆さんなのだろう。創業期の若いスタッフが自分の会社のイベントを必死に運営するその姿には、純粋性と熱を感じた。

 

会社ってやっぱり熱量だよな・・と。

 

情熱、熱量、熱狂。

経営者はこの”熱”を大切にしなければならないなと、改めて。

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ブログを書こう

随分と交信をしていなかった。

気が付けばGW。

あっという間に4か月が経過した。

 

遠い昔にブログを書き始めたころは、自分の環境を紹介することに加え、自分の考えを整理すること、そしてそれを後から振り返れるようにすること。すなわち日記として始めたわけだ。そのおかげで随分と思考には幅ができたと思うし、思考自体も深化できたと思う。アメリカの教育ではとにかく文章を書かせる。レポートの提出量も日本とは比較にならない。とにかく書かせる。その”書く”というプロセスの中で、意見や主張、そしてそれを補う論理力が醸成されていく。モノを書くという作業は、脳科学的にも、脳の成長のためにも非常に重要な活動だ。

 

さて、僕は元来文章を書くことが好きだ。この4か月、様々な環境がかわったこともあり、ずっとブログの更新を怠っていたわけだが、今一度この大切な活動を再開したいと思う。

2018年元旦

2018年が始まった。

今年は僕にとって様々な意味での変化の年。

そうなるし、そうすると決めている。

今一度目指すべきゴールを定めよう。

そのための戦略を組みなおそう。

「世界へ」これが僕の進むべき道だ。

 

そして、成長することをこれまで以上に意識する年にしよう。

年齢的にはもう中年もいいところだが、誰よりも成長していると思われるくらいの成長を遂げよう。

 

成長の種は日々の生活の中にある。

自己を律し日々を生きよう。

 

皆さま、

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

皆様にとって2018年が飛躍に年になることを祈念しています。

 

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二王子山から眺めた越後平野と日本海。

僕がこよなく愛する眺めの一つ。

2017年総括

後数時間で今年が終わる。振り返ってみると本当に濃厚な一年だった。

 

ブログを読み返してみるた。Crave magazineからのBites of Distinctionを受賞したのも思えば年初だ。アメリカのトランプ大統領が就任したのも2017年の始め。様々な出来事があったのだとつくづく思う。11月には名誉ある賞ををTatler香港からいただいた。 www.cheryltiu.com

 

記憶とは日々様々な事象により上書きされ薄れていく。でも記録があればその時のことをいつでも思い出せる。自分の歩んだ道を振り返るためには、日記やメモは本当に大切だ。その時、自分が何を思ったか。何を未来に描いたか?そしてどんな意思決定をしたか?未来の結果は誰にもわからない。振り返った時にその意味が分かる。だからこそ、振り返れる仕組みを残しておくのは重要だ。

2017年。多くの変化を経験した年だった。でも最も大切なことは、自分の人生をかける大きな決断をしたことだ。僕は新しい船に乗船した。僕は新しい世界で生きることにした。若い世界。でも本質的で、美しく、ユニークな世界。

やっぱり思う。僕は「日本から世界へ」を実現したい。2018年、世界を目指す。そのための素晴らしい仲間と出会った。

 

2017年、旅した一年。

2018年、変化の一年。

 

さぁ、新しい年が始まる。

日々の時間マネジメントが未来を決める

あっという間に時間が流れてしまった。

9月以降、ブログは一つも書けていなかった。でも、決してあたふた奔走してわけではなく、むしろ毎日を楽しんでいたように思える。新しい仲間との仕事が9月13日から開始してもうすぐ2か月。合宿をしたり、チームで運動会をしたり、現場に足を運んだり、地方創生に向けて地方に足を運んだり、様々な人に出会い、多くを感じ、多くを学び、多くのインスピレーションを感じた濃厚な2か月だった。

さて、行うべき事項が日々増加していく中で、それはそれで僕の細胞を刺激してくれるし、有意義なことである。一方、気をつけなければならないことがある。それはタイムマネジメントだ。1日5分でも、10分でも本を読み、社会や経済のことを考える時間が必要だ。そしてそれをずっと継続することだ。そのためには生活の中にシステムが必要だと。このブログもそのために自らに課していることもまた真である。

自分の成長がなければそこに未来はない。

人生とは勉強である。

 

実践していこう。

 

Tradition to Modern

香港の街をあるく。

空は青いが、それを遮るかのようにビルが立ち並ぶ。

 超高層ビルとそれを囲む伝統の竹の枠組み。

伝統とモダンが内在する街、香港。

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香港で寿司を食らう。

日本から直送で届く新鮮な食材。

正直日本で食べるよりうまい。(関連

食の街、香港。

これも香港の顔の一つだ。

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Make change to change

徒然なるままに日記を書こう。

 

この一か月において僕が生きる環境は大きく変化した。僕の人生にとっても大きな意味を持つ変化だ。何を隠そう、新しい環境に身を置き、新しい人たち・新しいチームとの歩みが始まったのだから。正直、この展開は全く予想もしていなかった。でも、運命という言葉を使ってよいならば、この出会いは本当に運命的だったと言える。様々な要因が、ある瞬間に僕の中で一つのストーリーとなり、最終的には全てがシンプルになった。そしてシンプルにこの変化は実現した。あまりにも抽象的な表現であり、読者には理解されないことを恐れずに言うならば、「故郷に帰る」、そんな懐かしさもこの新しいjurneyにはある。それが僕の素直な感覚だ。いずれ、この新しい旅路はここにも少しずつオープンにしていこうと思う。

 

変化し続けることを大切にしたい。

変化し続けることを忘れずにいたい。 

 

明日から香港だ。

ここでも新しいストーリーが始まる。

 

9月18日

9月18日という日。

日本人はこの日のことを思い出すことは別になかろう。

でも本当は日本人にとって、そして日本にとっても重要な日だ。

1931年9月 18日夜,奉天 (瀋陽) 北部の柳条湖で南満州鉄道の線路を関東軍が爆破した。満州事変の発端となった事件がこの日に起こった。中国ではこの日のことを「国恥記念日」として、日本に侵略された歴史を忘れずにいる。この日は日本にとっても衰退の始まりの日でもある。この日がなければ、やがて泥沼化していく太平洋戦争もなかったことだろう。

 

変化し続けること

14日、15日は、合宿という名のキャンプで、長野は上高地。

まさに神々がそこに存在するように、壮大な自然と山々と緑が僕たちを迎えてくれた。

自然は常に変化している。僕たちも自然のように常に変化し続ける。それがこの合宿の中の一つの重要なポイントだったと思う。

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DUNKIRK

久々に映画を見てきた。それは9日から上映となった「DUNKIRK/ダンケルク」という物語。イギリス人にとってはダンケルクの奇跡として語り継がれている真実の物語だ。

第二次世界大戦中、ヒトラー率いるドイツ軍は圧倒的な戦力と戦略から欧州を一気に席巻した。追われるイギリス軍をはじめとした連合軍は、フランス沿岸の町ダンケルクに追いやられる。

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兵士の数は40万人。国家の未来を担う若き兵士たちをここで失えば、国家に未来はない。絶対絶命の状況。しかし、そこで奇跡が起こる。それがこの映画のストーリーだ。

イギリスは兵士を救うために、ドーバー海峡を渡りダンケルクへ向かう。でもその時、船の数が圧倒的に足りない。そこで民間の遊覧船、漁船も総出動でダンケルクにいる兵士たちを救出に行くだ。その数900隻。そして、奇跡が起こる。9日間で34万人が救出される。34万人である。

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この時、圧倒的な武力を誇るドイツ軍は本格的になぜか攻めてこなかった。なぜか?目の前で敵が救出される中で、総攻撃をなぜかヒットラーは指示しなかった。なぜか?一説には、軍の内部で意見が様々に別れたこと。あるいは地形的に戦車が進みにくかったなど諸説あるが真実は定かではない。しかし、この9日間の奇跡により、イギリス軍は兵士を失わずに済んだ。そしてこれがのちのノルマンディー上陸作戦での連合軍の勝利へとつながっていく。

「その時歴史が動いた」という言葉を使うならば、このダンケルクの奇跡、逆に言うならば、ヒトラーのこの状況判断のミスがあったからこそ、ドイツはやがて崩壊する。このダンケルクが「歴史が動いた」大きな節目となる。日独伊三国同盟を結んでいた日本にとってもこれは大きな後ろ盾を失うことになった。このヒトラーの判断ミスがなかったら、現在の世界地図は大きく変わっていた可能性がある。

ヒトラーはなぜ、攻めなかったのか?

多くの人はこう言い伝えているそうな。

神が世界を守ってくれた。

wwws.warnerbros.co.jp

お祈りを

今日は、おじいちゃんの三回忌。

もしおじいちゃんが生きていたとすると93歳。いずれにしても戦後第一世代の方の寿命はそう長くはない。戦争の辛いお話や戦後の復興のお話を僕たち日本人はもう少しで「生」で聞くことはできなくなる。更に、東京に住んでいると、ご近所付き合いもほぼ皆無だし、おじいちゃんの世代の方々とお話をする機会なんて実際はゼロだ。せめて実家に帰った時に、まだご健在のおじいちゃんの妹さんなどとお話するくらいだ。実はそれは毎度帰省する際の楽しみにの一つでもある。実際話してみると本当に面白い。これまでこちら側に聞く能力も興味もなかっただけで、聞けば聞くほど興味深いコンテンツがあふれ出てくる。軍歌まで歌いながら、どうやって兵隊さんを戦場に送り出したかなど、話の内容は深く・広い。

 

さて、話が少しそれた。おじいちゃんの三回忌。残念ながら故郷に帰り三回忌に参加することはできないけれど、東京からお祈りをささげたい。きっと天国でおばあちゃんと一緒に二人で大好きなお酒を楽しんていることだろう。

 

関連記事:

行きます 

 

To be Good to Great

「ビジョナリーカンパニー」に久々に出会った。

ピータードラッガーの後継者として称されるジムコリンズが著した「ビジョナリーカンパニー(原版:Good to Great)」シリーズ(v1~v4)。こちらを知る人、あるいは実際に読まれたビジネスパーソンも多くいることだろう。僕も実際にその中の一人だ。

では、そもそもビジョナリー・カンパニーとは何か? ビジョナリー・カンパニーとは要約すると、「ビジョンを持っている企業」「未来志向の企業」「先見的な企業」を指すそうな。ビジョナリーカンパニーには以下の類似性があるという。これらを実際の事例を用いて論じて行くのが「ビジョナリーカンパニー」という本の主なコンテンツだ。

【ビジョナリー・カンパニーの8つの生存の法則】
(1)製品ではなく企業そのものが究極の作品と考える
(2)現実的な理想主義
(3)基本理念を維持し、進歩を促す
(4)社運を賭けた大胆な目標
(5)カルトのような文化
(6)大量のものを試して、うまくいったものを残す
(7)生え抜きの経営陣
(8)決して満足しない

確かに、何となく上手く行っていそうな匂いのする特徴だ。実際、これまで投資家として1000社近い企業や、経営者にお会いしたりしてきたけれど、業界のリーダーでかつ持続的に成長しているような企業は、本当によくこれらの多くの点が当てはまっている。例えば、工作ロボットなどを製造するファナック。一部上場企業であり、業界では断トツの世界プレーヤーであるが、いかんせんすべてが黄色なのだ。(関連記事)。それはまさにカルト的、その言葉に尽きる。

ただ、因果関係が重要だ。これらの特徴は「結果的に」そのような特徴が散見されるということであり、それができればgreatにカンパニーになれるわけではない。カルト集団になることを目指しても生存するどころか、そこにはカオスしかない。

ビジョナリーカンパニーとは素晴らしい本ではある。多くのinsightを与えてくれる。しかし、明日からの具体的な経営手法を教えてくれる本ではない。そもそも、企業経営に普遍的な妙薬などはない。あるはずがない。あれば皆成功している。結局は、経営者は、自己の置かれた環境の中で、試行錯誤をして明日を切り開いていくしかない。

しかし、そんな中でも、これまでの様々な経験を通し自分が経営に対して重要だと思っている、あるいはこうしたい、ということを下記に列挙してみたい。

  • 経営陣が信頼し合って本当に仲がよいこと
  • 経営陣が勉強家であること
  • スピード(意思決定の速さ、そしてアクションまでのリードタイム)、朝礼暮改を受け入れる土壌づくりと文化
  • Think Big but Be Relatisitic /大志を抱きながらも、現実的な思考と戦略
  • 前例・既存・一般的な価値観にとらわれない柔軟性、新しさへのOPENESS
  • 成功に固執せずに、社会の変化、ニーズに変化に対して高いアンテナを
  • 大きな投資へのROIのみならず、日々のROIへの意識(会議の回数、時間、出席者数、レポート数&頻度、通勤時間、出張etc etc)
  • できる限り無駄を削減し本質を追求。しかし従業員の給与は業界一の水準を目指す。
  • 情熱

 

健康がすべて

つれづれなるままに日記を書こう。

 

最近行った健康診断で、実は肝臓が引っかかってしまった。飲み会が続いたシーズンだったので、3日ほど休肝日を設けてから健康診断に臨んだが、お酒は「γーGTP」に影響するとして、1週間はあけてくるようにと言われてから再調査をすることになっている。その時、下の血圧も高いと指摘を受け、最近は定期的に血圧を測っている。まだ30代だというのに、ちょっと身体に負担をかけすぎたようだ。実は、ブログには書かなかったが、中国を旅行中に瀋陽で食べた火鍋の中に入ってた羊肉でもろにあたり、食中毒を起こしてしまっている。この3週間くらいでかなり身体をいじめてしまったいるようだ。結果、この2~3日熱に襲われ、体調を見事に崩している。

 

ということで、最近はサプリメントに凝っていて、こちらを毎日飲んでいる。とはいえ、休息が何より。今日はゆっくり休もう。

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www.kyowahakko-bio-campaign-1.com

 

おすすめのサプリがあれば教えてください。

“The four most expensive words in the English language are, 'This time it's different.'”

四つの単語でできた言葉の中で、最も高くつくものは「今度ばかりは違う(This time it’s different.)」である。

これは米国の投資家でウォール街の伝説的なファンドマネジャーもあるジョン・テンプルトンの格言である。マーケットのトレンドに対して今度ばかりは違うと食ってかかると結果的に大損につながるということだ。別の言葉でいえば、一回性はなく歴史は繰り返すということだ。

さて、投資の格言から始まった本日のブログではあるけれど、この歴史の再現性が今日の北朝鮮に見えてならない。つい先日ハルビンの731部隊を訪れたから尚更ではあるけれど、現在の北朝鮮の状況がかつての日本が置かれた状況に酷似して見える。日本が国際社会から禁止されている細菌兵器を作ったように、北朝鮮は核兵器をつくり世界を脅かしている。そして世界との経済のパイプもたたれ孤立が深まっていく。世界から孤立し、天然資源を絶たれた日本がとった行動はパールハーバー(真珠湾攻撃)だ。

このまま、北朝鮮が孤立し極限の状態になったときに、かつての日本がとったような行動をとってしまうならば、世界は本当に恐ろしい状況に追いやられる。太平洋戦争時代の不幸中の幸いとは、まだ科学技術の発展レベルが低かったということだ。核兵器はアメリカしか持たなかったということだ。もし1億玉砕の日本が当時核兵器を持っていたら、地球は破滅していただろう。

そして、それに類似した状況が現在の北朝鮮というわけだ。不運にもアメリカの大領領トランプ氏は、国内での人気が今一つ。そこで新しいテーマ(外敵)ができるのは、国民の注力を外にそらすのに格好の餌である。思えば、クリントン、ブッシュも、皆外敵をつくることで、国内の不祥事・不人気のガスを抜いた。だからこそ、トランプ氏も、北朝鮮をたたくモチベーションがあるわけだ。こう考えると、北朝鮮の独裁社会も恐ろしいが、民主主義も実に恐ろしい仕組みだ。

北朝鮮が他国に少しでも現実的に攻撃をした場合、その直後にアメリカにボコボコにされると思うが、そうなったら北朝鮮も特攻的に隣国に弾道ミサイルを発射するだそう。中国、韓国、そして日本にも少なからず被害が出てしまう可能性がある。ソウルは北朝鮮の国境から50㎞しか離れていない。日本の日本海側には柏崎刈羽原発がある(新聞によると9月2日は、再稼働への合格がでたとのこと)。

平和な社会がずっと続いた日本だから、テレビのニュースがどこかの地域のお話にも聞こえそうになるが、現在アジアが置かれた状態は、極めて緊迫した状況にある。歴史が繰り返さないことを祈るばかりだ。

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