Ahead of the Curve -日本から世界へ-

~日本、世界、社会を考えるブログ~

地方色を世界へ

現中国語を勉強している。といってもかれこれ10年試行錯誤している。時代は便利になったもので週に2回程度スカイプで中国在住の先生とレッスンをしている。25分で600円だ。まぁ、一般的に考えて安いといえるだろう。実は、毎日中国語で日記を書いていて添削もしてもらっている。我ながら良い勉強の仕方であると自負している。

 

さて、僕の先生は大連在住。面白いことに彼女は日本の商品を中国国内で売るオンラインサイトを運営している。面白いのはその内容だ。普通に日本ではコンビにで買えるものが付加価値を持って(マージンをのせて)中国では売れているそうな。先生曰く、事業も順調とのこと。

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もちろん、このようなオンラインサイトは中国に限らず世界中にあると思う。競合も多数存在することだろう。でも重要なポイントは「日本の商品に対する信頼が高い」という点だ。中国と日本の関係は必ずしも良好ではないが、日本の商品(電気製品、自動車含む)に対する信頼は絶対的だ。中国で同じものを売っていてもわざわざ日本に買いに来るくらい。

 

観光を始めとしたインバウンドビジネスで、どんどんまずは日本を知ってもらおう。そして先生のサイトもそうだけれども、母国に帰っても日本の商品を手軽に入手できる仕組みを作ろう。このアウトバウンドビジネスも重要だ。体力のある大手企業は海外に直接工場を設けて現地製造するだろう。それはそれでどんどん進めるべきだ。一方、日本の地方の加工品であったり(たとえば、先日紹介したウコン)であったり、地方色のある商品を直接海外と繋げてしまう。そうすることで、衰退する地方であっても、海外の旺盛な経済の恩恵を直接受けることができる。これはリニアモーターカーを作るよりもよほど"持続的な”効果があると思う。(関連記事:世界から日本へ

 

日本の良い物、特色ある物を直接海外と繋げる。たとえそれが個人単位、村単位、町単位での小さな一歩出会っても、それは歩むべき一歩。