Ahead of the Curve -日本から世界へ-

~日本、世界、社会を考えるブログ~

2016年総括

あっという間の一年だった。昨年末の総括からちょうど1年。今年はどんな一年だったか?自問してみる。

 

思いあたる言葉は「忍耐」だったように思う。上手くいかないこと、期待した通りに展開が進まなかったこと、そんなことが本当に多かった。時には心が折れそうなほどな困難を強いられた時もあった。その都度忍ぶことを強いられた。でも、今回のミャンマーへの訪問は自分にとって大切な栄養となった。それはアウンサンスーチーさんが過ごした地に訪問できたこと。自分の信じる道を諦めることなく、責任を放棄することなく、15年という長きに渡る軟禁を彼女は耐え凌いだ。そして今日、彼女は一国を動かしている。そんな地に足を踏み入れたとき、自分の苦悩、あるいは苦悩と思っていたことが如何に小さいことかを気づかされた。Think Big.  Do it at any cost. そう後ろから言われたような気がした。自分の小さを思い知らされた。

 

香港の事業を振り返りたい。2015年のカオスな創業期からは2016年は礎をつくる1年だっと言える。会社の母体となるチームメート数も倍以上になった。一人、そして一人、Ahead of the Curve という船に乗船してくれた。少しずつ、会社としての基礎も整備されていった。営業スペースの拡大。酒器展の開催、アーティストのコラボレーションによるイベント、一歩ずつ、一手ずつ、香港という街に”日本”の発信を試みた。そして確かな手ごたえを掴んでいった。

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つくづく思うこと。それはアクションからしか何も生まれないということ。成功も、失敗も、喜びも、忍耐も、出会いも、人間関係の好き嫌いも、アクションからしか生まれない。アクションがなければ、それはすなわち”無”だ。2016年、自分自身への反省はそのアクションへの情熱、準備のスピード、そして頻度は、決して満足できるものではなかった。自分に対して、そこは厳しく指摘したいと思う。

 

何はともあれ、2016年を全うし生き抜けたこと。会社としての礎を築けたこと。そして健康的にも問題なく体が機能できたこと。その点は2017年へしかとつなげたい。

 

あと数時間でこの2016年ともおさらばだ。2017年はアメリア大統領の交代はじめ、世界では様々な局面で風向きが変わることだろう。中国経済にも様々な見方もあるが、大国としての力はまだまだ増大していくだろう。その狭間に存在する香港も大きな変化を強いられることになるだろう。そして日本だって同じだ。訪日外国人の増加、そして2020年へむけた熱の高まりにつれ都会には少なからず追い風が吹くだろう。一方、力のない地方の農村は更に力を失っていくだろう。

 

外部環境とはいつの世も”良くも悪くも”変わっていく。その環境の変化に身を置いているだけでは、生き残ることは、もはや運でしかない。そうではなく、自ら環境をつくっていく、自らが変化となっていくこと。大それたことは言えなけれど、ガンジーの言葉は肝に銘じておきたい。

 

You should be the change that you want to see in the world -Mahatma Gandhi-

 

読者の皆様。2016年、僕のブログに訪問してくださり本当にありがとうございました。僕の旅路はこれからもこれからも続きます。2017年も引き続きどうぞよろしくお願いします。

 

それでは良いお年を