Ahead of the Curve -日本から世界へ-

~日本、世界、社会を考えるブログ~

時間について考える

あっという間に1週間が時間が過ぎてしまった。過ぎ去ってしまった。それって良いこと?悪いこと?そう思っているうちに更に時間が過ぎていく。気が付けば、今週どころかもう4月後半。一年の半分が既に終わろうとしている。でもこれはおかしな感覚だ。明らかに10代~20代の時より時間が早く過ぎていく、そう感じている。

 

調べてみるとこんな法則があるようだ。ジャネーの法則。

ジャネーの法則(ジャネーのほうそく)は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則。主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。

簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。

例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。

 

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これが本当であるならば、二十歳になった時点で人生の半分は終わっているということだ。でも、確かに自分自身二十歳くらいまでの記憶は、人生の殆どを占めている感覚がある。30代以降何をしていたのだろうと、ふと思う。

 

OK.では心理学的にはそうだとして、物理学的には時間は万人に平等なはずだ。でも、なぜ時間が早く流れると感じてしまうのだろう。きっとその答えは、知識や経験の蓄積により、新しいものへ触れる機会が少なくなるからではなかろうか?すなわち、トキメく瞬間が少なくなるからではなかろうか?つまりは、ハートを強く突き動かす衝動や感動を得る機会が少なくなるからではなかろうか?

 

つまりこういうことかもしれない。

新しいことをすると時間は緩やかに流れる。

新しいことをすると時間に意味を持つ。