今回の旅の最終目的地でもるハルビンに到着した。ハルビンはシベリア鉄道によってモスクワへ通じる北東アジアの交通の要衝の一つであり、中国でも最も北部に位置する行政区画国黒竜江省の省都だ。19世紀末まで小さな漁村に過ぎなかったハルビンではあるが、20世紀前半には東清鉄道の建設と共に、ロシアがこの街を開発した。その結果、現在でも欧風建築が数多く残っており、東洋のモスクワ、東洋の小パリといわれるほどに美しい建物が存在している。中央大街が正にその一例だ。ハルビンは、ロシア統治の時代から日本へと引き継がれ、そして中国へと渡っていく。
最後の写真はユニクロのハルビン支店。街を見渡すと日本の企業の看板、姿はほとんど見ない中で、ユニクロはこの中国の最果ての地で勝負している。