8月お盆。
故郷に帰省する時期がやってきた。
いつ帰ってきてもこの村は、僕を優しく迎えてくれる。
故郷を離れ20年。
僕は、この村が原点であり、出発点だ。
今年の夏は不思議な経験をした。結果、自分にとって本当に意味のある夏となった。奇跡的な夏であったともいえる。20年近く会っていなかった大切な人、仲間、そしてかつてのライバル。そういった旧友と会う機会が立て続けに急に空から降ってきた。逆に言えば、この20年、そういったかつての青春を過ごした仲間たちと一切会わなかったのも驚きの事実だ。何か変化が自分の中でもあったのだろう。
青春を過ごした仲間と会うのは面白いものだ。この20年という時間の中での互いの変わったところ、そして変わらないところがお互いにすぐわかる。でも、改めて感じたこと。それは友情は消えない、友情は褪せないということ。そしてそれぞれ心の中にある青春というものがそれぞれに生き続けていること。青春とは、心の持ちようであり、青春にも限りはない。
振り返ると、この一年。僕の中で多くのものが変化した。働き方、環境、出会う人間、様々なものがこの一年で大きく変わった。きっと、その”変化”が今回の多くの大切な人との再会を実現できたことと少なからずつながっているように思える。変化とは、時として勇気のいることだけれど、変化こそがより多くの機会をもたらすということだ。だからこそ変化を恐れてはいけない。
今年のお盆は、姉や二人の従兄弟の家族も集まり、大家族での集いとなった。久々に村に子供たちの声が響いた。きっと、お盆で天国から帰ってきているおじいちゃん、おばあちゃんにもその声が届いたに違いない。
さて、2018年の帰省も終わり。
そして新しいチャレンジの始まりだ。
さぁ、東京へ帰ろう。
Start Today.