昨日、30代を終え、今日、僕の40代が始まった。まずは、生まれてからずっと付き添ってくれた僕の「手足」、「身体」、そして「心」、そのすべてに感謝をしたい。
自分が30代を終える日がやってくることなんて夢にも思わなかった。この瞬間ですら実感はない。時の経過は本当に早いものだ。
10代の時、自分は何を考えていただろう。10代、それは自分の人生の大きな変化点となった辛い時期でもあった。そのときの経験や教訓が今でも僕の精神の礎になっていることは間違いない。諦めない、屈しない心をそこで培ったように思う。
同時に、新潟の田舎で生まれ育ち、大都会にあこがれ続けた10代でもあったような気がする。
「挑戦の20代」
大学を卒業しベンチャー企業に就職。カッコいい先輩にあこがれ、そんな彼に少しでも追いつきたくて、毎日必死に勉強していたことを覚えている。あの時の勉強量が、現在の自分の血となり、肉となっていることは言うまでもない。
そして世界へ行くことをいつも夢見ていた。29歳でアメリカのビジネススクールへの留学も実現した。
「悩み、考えた30代」
様々な挑戦に挑む中で、ビジネスパーソンとして多くのチャンスを手にすることができたとは思う。でも、それは何度も何度も壁にぶつかった時代でもあった。口ほどにもできない自分を直視しなければならない時間でもあった。自分の責任をいかに全うしていくのか?いかにコトを現実化してくのか? 組織運営の難しさ、人材マネジメントの本質、そして「経営」することの難しさに、悩み、もがき、苦しんだ。それが僕の30代だったように思える。でも、結果、最も成長したのも30代だったのだと思う。20代のころは、学べば学んだだけ直線的に成長できた。でも、物事の本質を捉える力や、思考の幅、そして奥行きは、やはりこの10年で学んだことは大きい。「経験とは買ってでもしろ」というが、この過ぎ去った10年は、僕に沢山の試練と学びを与えてくれた。
「咲かす40代」
時は熟した。それが率直な思い。
男として、事業家として、
僕はこの40代を咲かせたい。