雑多な大都会東京を離れ故郷新潟へ。
いつもは車で帰るけれど、混雑を避けて今回は新幹線にて。車窓から見える世界は活きた田園の緑の世界だ。上越新幹線に乗るといつも目にとまるポスターがある。吉乃川のポスターだ。長岡が誇る日本酒蔵元。
そのポスターにはいつも淡い思いがよみがえる。
「東京新潟物語」
僕は「日本物語」を世界へ伝えたい。
2015 / WINTER
好きな人と故郷の駅に降りたとき、私、結婚するんだなと思った。
2014 / WINTER
お酒を分けあって暖かくなる。雪国の夫婦って、いいなあ。
2014 / AUTUMN
結婚しようって言われて、なによりも先に、浮かんだのは、故郷の母と父だった。
2014 / SUMMER
初めて、東京の人を 連れて行くなら、夏がいい、と 決めていた。
2014 / SPRING
仕事忙しいし お見合いだなんて 帰れないよ。 と、嘘をついた。
2013 / AUTUMN
告白された。こんどは、ゆっくり恋をしようと思う。
2013 / SUMMER
帰省したら、幼なじみがお母さんになっていた。私は、
2013 / SPRING
東京で 失恋した。 お酒が強くて、 よかった。
2012 / WINTER
東京に出たから、新潟というかけがえのない、故郷ができた
2012 / AUTUMN
あの人のために編み始めて、いつの間にか、新潟の、父のために編んでいる。
2012 / SUMMER
子供の頃から見ていた長岡の花火を見に行かなかった初めての夏
2012 / SPRING
初めて父と飲んだ。ちいさい頃から家で父が飲んでいたお酒だ。
2011 / WINTER
東京が晴れた日は、新潟は雪だ。
2011 / AUTUMN
親類全員揃ううちの法事を東京の人に説明するのは大変です。
2011 / SUMMER
東京には、好きになった人がいる。新潟には、好きだった人がいる。
2011 / SPRING
就職した。東京の男の子の前では、まだ飲んでいない。