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M's diary - 日本から世界へ -

~日本、世界、社会を考えるブログ~

WeChatから見える世界

皆さん、WeChatをご存知ですか?聞いたころはある?でも、おそらく日本人で使用している人は今日現在かなり少ないだろう。僕の直感では1%もいないのではないだろうか。WeChatとは簡単に言えば中国版のSNSのこと。日本でいえばLINEと同じだ。しかし、このWeChatとLINEは本質的に多くの部分で異なっている。

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経済成長著しい中国ではあるけれど、中国とは共産党一党独裁の国であり、開放された国とは異なり多くの点で規制にあふれている。たとえば、情報においても規制があり、中国では、フェイスブック、ツイッター、グーグルは使用できない。そういったガラパゴス的な環境の中で、独自の進化で生まれたのがWechatだ。f:id:Ahead-of-the-Curve:20160831100953p:plain

Wechatが日本や西洋諸国のAPPと決定的に異なる点はWechatがひとつのプラットフォームとして確立している点だ。つまり、LINE、フェイスブック、ツイッター、インスタグラム、スカイプ、アマゾンの機能をすべてWechat一つでまかなっている。だらかユーザーとしてもシンプルで非常に使い勝手がよい。しかも、それを7億人以上の人が今日使っている。だからそこに集まる情報は天文学的な情報量になるし、究極のBIG BIGDATAとなる。

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先日、New York TimesのドキュメンタリーでWechatが題材にあげれた。以下のリンクは、Wechatでの閲覧用に作れらものだが、内容はを一言でいえば、Wechatが僕たち人類未来のライフスタイルを牽引しているということだ。

霸气!看《纽约时报》如何用5分钟介绍微信的?所有美国人都被深深震撼了!

Wechatには決済機能がすでに搭載されている。個人から個人への送金が瞬間的かつ簡単にできてしまう。例えば、投稿されていてほしいものがあれば写真などワンクリックで、食べたいものが写真にあればワンクリックで決済が済み即配達が始まる。どうせなら一緒に食べようと友達を呼ぶ。これらの動作を日本で達成するためには、インスタグラム、Line やフェイスブック、アマゾンや楽天などのモール、そしてそれぞれのサイトにクレジットカードの登録が必要となる。

 

僕がこのWechatの躍進から考えることは以下だ。この200年、中国は貧困国・発展途上国として先進国に搾取され、先進国の背中を必死に追いかけてきた。でも今日、中国から世界標準が創造され、世界が中国を追いかける立場に転換しようとしている。そもそも、歴史を振り返れば、中国は数千年にわたり世界を牽引してきた。立場が逆だったのはこの200~300年だけ。歴史的見れば一瞬だ。

 

中国の景気後退をメディアから耳にするが、僕は中国の躍進はまだまだ続くと思う。この大国に隣接する日本。日本は、中国の歴史や文化をしかと勉強し、隣国としての付き合い方を再考していく必要がある。そして願わくは、日本と中国がアジアで最も信頼できるパートナーになってほしい。街頭インタビューで「中国は嫌いです」とか言っている場合ではない。