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M's diary - 日本から世界へ -

~日本、世界、社会を考えるブログ~

ありがとう

母親から一通のメールが届いた。「お父さんがいよいよ会社をたたむ決心をした」、と。

 

様々な思いに駆られる。息子として非常に複雑な気分だ。僕が少年のころに父が起業し、30年に渡り市場の中で生き残ってきた会社。父にとってはもう一人の息子であり、僕にとってはいつも身近にいた兄弟みたいなものだ。一時は大きな規模にまで成長した会社だ。しかし現実の地方経済はあまくはない。とりわけこの10年、縮小する事業の中でだましだまし生きながらえてきた。今、その灯が消えようとしている。

 

僕は息子として父親の会社を継ぐ決断をしなかった。同時に、父も継がせる気はなかった。「君に技術の何がわかるのか?」。この10年、息子として何かできることはないかという思いから尋ねるたびに同じ言葉が返ってきた。

 

正式に事業を閉じるのは新年があけてからとのこと。正月に実家に帰った時に色々話してみよう。

事業家としての父の背中が、僕に教えてくれたことはあまりにも多い。ありがとう。そしてお疲れ様でした。そう伝えたい。