Ahead of the Curve -日本から世界へ-

~日本、世界、社会を考えるブログ~

こだわりとエッジと現実

香港のデザイン会社との不毛なコミュニケーションは続いた。既に1か月。

 

実は、その理由はこちら側にある。

 

東京の京島店をデザインした建築家のNさんに香港店もデザインしてもらおうと僕たちが企てているのだが、そのやり方をどうしても香港サイドには理解してもらえない。

 

香港の飲食業は、ライセンスに非常に厳しく、店舗の内装にも様々な規制が敷かれている。そこをクリアしないともちろん営業はできない。そして、その香港のライセンスとは、日本人の建築家の範疇にはない。となると、前半を香港に設計士にデザインしてもらいライセンスを取得する、そして後半をNさんにアレンジしてもらう。そういうアクロバッティングなプロセスを経ねばならない。前例のないやり方に対し、香港の設計会社もunwillingな程度。実際、この僕たちのこだわりにより膨大な時間を既に費やしてしまっている。

 

ただ、香港の設計会社の言っていることは、全て逆に聞こえた。こうすれば言い。いやいや、僕たちはこうしたい。ああすればいい。WHAT? あり得ない。

 

このような進め方は、時間を失うだけ。でも、不安になる。初めての海外での展開で、これは妥当なステップか?そもそも僕たちの求めているエッジとは、外国人にはうけるのか?

 

決断だ。

 

seeing is believin

Nさんに直接現場を見てもらおう。