Ahead of the Curve -日本から世界へ-

~日本、世界、社会を考えるブログ~

新規開拓

今日は、友人のKと築地にて食事。両方とも元々金融マンだったが、面白いことに二人の人生では、今どちらも飲食事業にかかわっている。そんなこともあり、最近はよく二人で飲みに行くことも多い。いつもKが探しだしてくるお店は面白い。本日お邪魔したのはこちら

 

古民家を利用したその空間デザインは、素晴らしいの一言につきる。玄関を開けると、「ただいま」と言いそうになりながら、靴を脱ぎ中へ。

 

素材を生かした和食と日本酒のマリアージュ。

また来たいと思える素敵なお店。

 

つくづく思う。日本には本当にたくさんの素晴らしいお店が存在する。そしてこれは日本の長所である以上に、世界における戦略的優位性だ。どういう意味?日本の飲食が強いことには理由があるということだ。それは飲食業における規制が限りなく少ないということ。例えば、香港ではそうはいかない。レストランのライセンス、そしてお酒を売るライセンスを取得するためには、非常に難しい審査を通らなければならない。時にはそのライセンスを取得するためには数か月も要する。もちろん、そのライセンスを取得するためには、お店のデザインにおいても様々な制約を受けることになる。一方、日本ではその規制がないに等しい。だから様々な人が飲食業に参入するし、そこから様々な「創造」や「革新」が生まれる。そう、和食が強いことには理由がある。(更に、なぜ日本で規制が少ないのか?にも理由があり、それは江戸時代の参勤交代にまでさかのぼるが、ここでは割愛)。

 

和食文化の輸出は既に始まっている。しかし、上記のことからも、本当の和食は日本でしか経験することができない。本当の和食は日本でしか食べることができない。

 

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