Ahead of the Curve -日本から世界へ-

~日本、世界、社会を考えるブログ~

穴について考える

知人の紹介により、とある”本イベント”に参加。場所は下北沢にある本屋 B&B。メディアにもよく取り上げられ、本愛好家の中では”聖地”的な場所らしき場所。そして今宵は、「穴」を考えるべくこちらのイベントに参加した。

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友人からの突然の紹介で、わけもわからず参加したのだが、実際に参加してみるとその内容は想像を遥かに超えて面白い内容だった。経済学、歴史学、物理学、言語学、そして哲学的視点でこのドーナツの穴とは何かを著者でもある二人の研究者が「穴」についてあらゆる角度から論じるのだ。たかが穴、されど穴。話す内容はインテリジェンスに満ちていて、僕自身この「穴」から生まれる様々なストーリーにどっぷりと聞き入ってしまった。そもそもドーナツの「穴」とは存在しているのか?穴はモノなのか?存在していなかったら、なぜ穴の数を数えられるのか?といったように。

でも、このスピーチの内容もさることながら、もう一つの驚きのファクトは、参加者が非常に多く若かったということだ。場内もほぼ満席だったのではなかろうか?開催時間が20時ー22時と決して早くはないにも関わらず、若人が夜な夜なあつまり、穴について真剣に考えている。面白い世界が存在するものだ。この光景を一歩下がってみると異様な光景にも見えたに違いない。早速、僕もevent内で「失われたドーナツの穴を求めてを」購入。もう一度穴についてしみじみと考えてみよう。

 

一歩知らない世界に足を踏み出すとそこには全く新しい世界が存在する。今宵は、自分の無知さや思考の狭さを改めて痛感した。どうやら、本屋B&Bでは、定期的にこのような本イベントを開催しているようだ。今後も積極的に顔を出してみよう。