Ahead of the Curve -日本から世界へ-

~日本、世界、社会を考えるブログ~

文化を紡(つむ)ぐ

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様々な価値の創出があるけれど、こちらのバリューマネジメント社の活動は、一事業でありながら、本当にSocial responsibleだと思う。当社の事業は成長し従業員も株主もハッピー、建物のオーナーには新しい事業機会が到来し、文化財は維持・保存され、街には人の流れが生まれる。win-win-win-winの関係だ。近いうちに、当社が紡いだ施設に行ってみようと思う。

 

HPより

バリューマネジメントは、国家の課題の一つである空き家・空きビル問題、歴史的建造物の維持・保存に向き合い、それらを利活用することを事業としています。それぞれの施設には歴史・特徴があり、その価値を最大限に生かすことで「日本文化を紡ぐ」ことを目指します。各施設を訪れる理由はお客様それぞれですが、どの施設にお越しいただいても、その日が特別な一日となるような「非日常空間」をご提供します

 

www.vmc.co.jp

 

 

日本酒

近年、日本酒に関する記事を各種メディアで目にするようになった。データによると日本酒の2016年の輸出額は155億円と7年連続で過去最高を更新したそうな。毎年ダブルデジットで成長してるもんだから、その成長性をメディアも謳う。

 

まず、成長することは衰退することよも、もちろん素晴らしいことであり、ドンドン成長してほしい。しかし大事なファクトは、成長率が高いのは分母が小さいからだということ。小さい市場が少し大きくなれば、成長率は+20%でも+50%にもなってしまう。単純な事実だ。

 

客観的にみれば、日本酒の海外での市場は155億円に過ぎない(ここでは海外生産の額が入っていないので、現実の海外市場はもう少し大きい)。一方、ワインの世界市場は10兆円とも言われている。まず、この事実を認識しなければならない。

 

かつて、欧州のワイン市場も日本の日本酒市場と同じように国内消費は衰退の一途をたどった。あのロマネコンティも倒産の危機を迎えたこともある。でも、そこから欧州のワイン産業は、一丸となってマーケティングを駆使し世界に羽ばたいた。様々な地でワインが飲まれるようになり、様々な地でワインも生産されるようになり、それぞれの地に文化として根付いていった。

 

その歴史的背景を見たときに、日本酒産業はAmbitionを持つ必要がある。155億円ではなく、10年で1兆円の市場を世界で創出するにはどうするか?だ。そのためには、どの市場でも同じことだけれども、様々なプレーヤーが参入し、様々な人が日本酒を製造し、様々な人が日本酒を語らなけれならない。

 

近年、中田さんが日本酒を世界に推しているのことを知る人も少なくはないだろう。是非ドンドン海外に向けて日本酒を語ってもらいたい。他にも、著名人、セレブにドンドン海外に向けて日本酒を語ってもらいたい。重要なマーケティング&プロモーションだ。


一方、もう一つ大事なポイントは、海外で飲まれる日本酒は美味しくなくてはならない。シンプルな事実として、マズイものは売れない・飲まれない。美味しさに感動して初めて、口コミと次の消費が生まれる。海外に行くと(実は、日本でも同様だ。国内市場の衰退の理由はここにもある)、HOT SAKEみたいな感じで、とてつもなく熱いSAKEが出てくることがある。でも、アルコールの沸点は78度であり、それ以上では酒は蒸発し奇天烈な飲み物になってしまう。顕著な例は電子レンジで作ったお燗だ。一気に熱するために、蒸発した部分・そうでない部分が入交り、ファンキーなお燗ができてしまう。歴史的に、日本酒のお燗が湯銭でゆっくりと作られてきたことには理由がある。(参考:日本酒は、ワインと同じように管理も重要だ。でもその管理は多くのお店でないがしろにされている。それが結果として日本酒をまずくしている。結果として、市場を破壊している。一例をあげよう。以前ある程度高級なお寿司屋さんに行った際に、日本酒を注文した。でも出てきた日本酒は劣化していた。普通の客であればそういうもんだと思って飲んで、二度と飲まなくなるだろう。もちろん僕にはそれが本来の味でないことはわかる。ではなぜそうなるのか?そこにもシンプルな事実がある。その寿司屋の店主は、毎日車で来ているので酒を試飲しない。そもそも、職人が客前で日本酒を試飲してから出す文化は日本にはない。だから、劣化したことを知らずにお酒をだす。実は、この経験を僕は他の寿司屋でも計3回くらい経験している。ワインのソムリエが、試飲してから客にワインを出すことには意味がある。ラストワンマイルでのこの差が、市場を創る中で大きな差となっていると考える)。

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海外での消費を増やすには、日本酒を美味しく飲むことができる空間と、それをいざなう人材が必要だ。問題は常に勃発してるけれど、今僕はこれを香港で実践している。

 

マーケティング × 伝える仕組み&人(実際のおいしさ )× プレーヤーの参入=市場拡大

日記を書きたい

週末だ。

少し心の内を徒然なるままに吐露したい。独り言として書きたい。

 

ここ数年、自分のライフスタイルがあまり好きではない。朝起きるのが非常に遅く、読書量も全然足りない。かつては毎朝5時に起きて、読書やら勉強やら様々なことをして働きに出た。会社には7時半には確実についていた。毎日新聞は4紙を読み、本も年間200冊くらいは読んでいたと思う。そして、ちゃんと、しっかり、確実に、着実に、毎晩様々な会合に出席して最後まで残り飲み明かした。平均睡眠時間は4時間でやっていた。

 

僕は、そういったライフスタイルに疲れるよりも全うすることにむしろ憧れた。なぜならば、僕の恩師がそういう生活をしながら、バリバリに働き、めちゃくちゃにカッコよかったからだ。僕はそんな彼の姿をいつも横目に見ながら、真似をして日々を生きた。少しでも彼に近づきたかった。

 

あれから数年がたった。僕は現在の自分のライフスタイルが温い(ぬるい)と思えてならい。かつてのように毎日5時に起きれなくなった。勉強に対する執着心が激減した。年間50冊も本は読めていないだろう。確かに年をとった分様々な責任も増えた。やることも増えた。でも同時に退化している自分がわかる。そんな自分が嫌だ。当時、僕の恩師は60歳でいながら、僕より遥かに勉強し、疾風のごとく行動し、誰もよりも熱くて、誰もよりもクリエイティブだった。今の僕を見たら、彼は一言こういうだろう。「ごめんな。俺は先へいく」。

 

最近、恩師に会いたいと頻繁に思う。恩師を感じたくて仕方がない。

僕の第二の父親であり、親方であり、先輩であり、戦友であり、恩人だ。

 

近日連絡してみよう。

彼はきっとこういうだろう。1秒後に。

「おう、元気か?」

「OK、じゃ来週 x 日、いつものとこで」

会話は大体10秒くらいだろう。それくらいのスピード。

 

順番を変える

昨日、こちらのお店にいってきた。南青山にひっそりと隠れが的に存在する素敵な創作レストラン。 

www.cork-minamiaoyama.com

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このレストランは一つ独特なアプローチを持っている。それはワインを先に選定させて、それにあわせて料理が決まるという仕組みだ。食にあわせてワインを選ぶのではなく、ワインにあわせて食をマリアージュするという逆転の発想。この発想は新しい。とりわけ食にあわせた日本酒のマリアージュに関わっている僕にとっては非常に興味深いアプローチだ。

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ソムリエがまず先に客にワインを選定させ、ワインが確定してから料理の準備が始まる。

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飲食とは日々万人が欠かすことのできない日常的な存在でありながら、記念日やお祝いといった非日常を最も演出する最高のツールという顔をもつ。一方、いかなる産業よりも長い歴史をもちながら、いまだイノベーションが起こり続ける産業。そう考えると飲食って非常に面白い。

 

昨晩は、”順番を変えるだけ”で、そこに新しいエンターテイメント、新しい価値が生まれるというシンプルな事実にまた一つ学びを得たと同時にその可能性に素直に感服した。どんな事業でもクオリティーは絶対に求められるけれど、それ以上に重要なこと、それはアイデア。

 

是非、また行きたいレストラン。

 

< コース料理一部撮影>f:id:Ahead-of-the-Curve:20170407231252p:plainf:id:Ahead-of-the-Curve:20170407231301p:plain

夢を追え

ひょんなことから、大学を卒業したばかりの新社会人と語らう場に遭遇した。新社会人と語らうなんぞ、なかなか無い面白い機会。

 

彼たち・彼女たちと話していて、なんだか照れてしまった。それはきっと皆の目がキラキラしているからだ。「若い」。その言葉に尽きる。きっと、万人の大人たちはこう思うだろう。「自分にもそういう時代があった」と。

 

22歳の若者たちの未来は無限だ。真っ白いキャンパスに、これからどんな絵でも描いていける。使う筆も、絵具の色も、すべては自由だ。失うものなんて何もない。すべての経験は、血となり肉となっていく。若さとは、お金では決して買うことのできない絶対的な財産だ。

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一回り以上も年齢が異なる若人に対して、初対面でいきなり暑苦しく語ると、あとから炎上しそうなので(笑)、そうはしなかったけれど、人生を先に歩む先輩として一つだけ伝えさせてもらった。

 

人を成長させるのは成功よりも失敗だ。失敗を恐れずに挑もう。

 

これは自分自身にも言えることだ。

僕自身もまだまだ成長しなければならない。

原理原則に立ち返る

ここだけの話だけど、僕は野球オタクである。小学校時代は野球少年で、その後はスラムダンクに影響されてミーハーにバスケット少年になってしまったが、今でも僕は野球が好きだ。

 

時々、プロ野球の歴代感動シーンをユーチューブで見ながら一人で熱くなっている。原の引退試合。広島戦、最終打席に、当時広島のエース大野が原のためにだけにピッチャー交代で出てくるシーンとか、思い出すだけで泣いちゃう。

 

さて、最近一冊の本を読んだ。

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これは、非常に深い本だった。落合氏が自分の経験からバッティングの理屈を延々と語るわけだが、原理原則に基づき、淡々と解説している。「ああなるのは、こうだからだ。なぜならばこうで、そのためにはこうすることが理屈にかなう」みたいな。

 

これは野球を志す人だけではなく、ビジネスにも応用できる深い本だと思った。

key learningは、森羅万象には原理原則があり、その原理原則をしかと繰り返し復習し、習得することが、長期的な飛躍に繋がる、である。

 

以上

 

Innovationは終わらない

最近、メディアでもよく取り上げられている未来食堂。

miraishokudo.com

メニューは定食一種類のみ。1種類しかなく顧客に選択しを与えないので、お店側は効率的準備ができる(牛丼しかない牛丼屋と同じだ)。お客様がご入店した時点で準備に入れる。従ってお店の回転率も上がる。結果的に人件費や食材のロスを減らしている。また、「ただめし」や「まかない」といユニークなシステムを設け、人と人がつながる場を作っている。

 

どんな産業でも、どんな場所からも、ちょっとしたアイデア、工夫と仕掛けで、新しい価値が生まれ、人が集まる。その一例だ。 今度行ってみよう。 

 

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システム

ただめし

入り口壁に、ただめし券を貼っています。誰でも使えます。困ったときは使って下さい。未来食堂には、50分のお手伝いで一食もらえる”まかない”制度があります。ただめし券は、”まかない”をした誰かが、自分が食べる代わりに置いていった一食です。

まかない

50分のお手伝いで一食さし上げます。詳しくはまかないのページを御覧ください。一緒に働いて、本当のまかないを食べてみませんか?

さしいれ

カウンターに置いてある飲み物を自由に飲むことが出来ます。未来食堂では飲み物の持ち込みが出来、そのかわり持ち込んだ半分を頂きます。カウンターに置いてある飲み物は誰かからの頂き物です。自由にお飲み下さい。(お店が売っているお酒も、滅多に飲めない良い銘柄です。たった一種類だけ置いています)

 

やるしかないだろう。いくしかないだろう。

私ごとながら、以前こんな記事を書いたことがある。父親が長いこと築いてきた事業をたたむことにした。正確にはたたむつもりだった。一時は大きな事業を営み、社会に足跡を残した会社。でも経営者が光を失えば会社も光を失う。

 

私ごとながら、父と母と今後会社をどのようにしていくか、そしてそれが何を意味するのかをしっかり話し合った。父は既に会社をたたむことに意を決している。僕が何を言おうと「金融で生きてきた君には、技術は何もわからない」その一点ばりだ。

 

私ごとながら、様々なことがあったけれど、父と共に再チャレンジすることにした。この度、僕は公式に父の会社の取締役となり、彼の会社をバックアップすることにした。たたむのではなく、もう一度成長に向けて舵を切る。閉じるではなく、未来に挑む。

 

僕には二つの思いがある。父親が育てた会社をつぶしたくはない。それは当たり前だ。そしてもう一つは、地方の衰退を止めなければ本当に地方は衰退するからだ。日本に地方がなくなれば、日本ではなくなる。

 

5月に、役員が集まり今後の戦略を話す。きっと大地が織りなす薫風の香りがする季節だ。

 

僕は、日本から世界へというブログを長らく書いてきた。でもその根本は「地方から世界へ」だ。火が消えない限り、挑戦すべき。否、挑戦しかない。それが父と僕との結論だ。

 

やるしかないだろう。いくしかないだろう。

事業としての飲食

最近、頻繁に出入りするお店で、日本酒を楽しんできた。

前日も遅くまで飲んでいたから、迎え酒ではあるが。。。

 

さて、いつもながらに料理もおいしいし、お酒もおいしい。

 

でもつくづく思うことがある。

その料理も、その時間も、空間も、すべてが唯一無二だということだ。

やはり、店主が作り出すお料理、雰囲気、空間、会話、その一つ一つが集合体として、その時間の出汁となっている。他ではまねできない唯一無二の芸術だ。

 

飲食とは、最も僕たちの生活の身近にある存在の一つだ。でも、それを事業として拡大していくことは極めて難しい。なぜなら、その空間作りは、その店主にしかできないからだ。もちろん、チェーン店含め事業の拡大に成功している企業は多数存在する。でもラグジュアリーなレベルが上がれば上がるほど、事業のチェーン化・拡大は難しくなる。これは、日本文化を世界に届けることを実践している僕にとって、大きな壁であり、矛盾でもある。

 

気が付いたら、かなり飲んでいた夜。

 

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新規開拓

今日は、友人のKと築地にて食事。両方とも元々金融マンだったが、面白いことに二人の人生では、今どちらも飲食事業にかかわっている。そんなこともあり、最近はよく二人で飲みに行くことも多い。いつもKが探しだしてくるお店は面白い。本日お邪魔したのはこちら

 

古民家を利用したその空間デザインは、素晴らしいの一言につきる。玄関を開けると、「ただいま」と言いそうになりながら、靴を脱ぎ中へ。

 

素材を生かした和食と日本酒のマリアージュ。

また来たいと思える素敵なお店。

 

つくづく思う。日本には本当にたくさんの素晴らしいお店が存在する。そしてこれは日本の長所である以上に、世界における戦略的優位性だ。どういう意味?日本の飲食が強いことには理由があるということだ。それは飲食業における規制が限りなく少ないということ。例えば、香港ではそうはいかない。レストランのライセンス、そしてお酒を売るライセンスを取得するためには、非常に難しい審査を通らなければならない。時にはそのライセンスを取得するためには数か月も要する。もちろん、そのライセンスを取得するためには、お店のデザインにおいても様々な制約を受けることになる。一方、日本ではその規制がないに等しい。だから様々な人が飲食業に参入するし、そこから様々な「創造」や「革新」が生まれる。そう、和食が強いことには理由がある。(更に、なぜ日本で規制が少ないのか?にも理由があり、それは江戸時代の参勤交代にまでさかのぼるが、ここでは割愛)。

 

和食文化の輸出は既に始まっている。しかし、上記のことからも、本当の和食は日本でしか経験することができない。本当の和食は日本でしか食べることができない。

 

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香港の物価

昨日の朝(まだ香港にいた)は、前日の宴のせいで体は随分と蝕まれていた。

朦朧とする意識の中で、フラフラしながらホテルを出てみると、そこにはなんと現在香港で一世を風靡する「一蘭」があり行列をなしているではないか。

 

気が付いたら、僕もげっそりした顔と無精ひげで香港人と一緒に並んじゃった。笑

しかも替え玉までしちゃいました。

 

さて、値段をみると香港の物価の高さがわかるだろう。

ラーメン、替え玉、そしてラムネ(笑)、あわせて175ドル

大体2600円くらいだ。

 

こんなに高いラーメン食べたことないが、それでも香港ではこれが普通で、実際並んでいるのは、若いカップルとか、普通の人々。

 

香港の物価の高さがわかる一枚のレシートとなった。

 

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最後の夜は

香港で最後の夜(18日)は、こちらへ。

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お店の名前にエッジがありすぎだけれど、

店名は、「酒の一滴は血の一滴 涙こぼしても酒こぼすな」

 

香港へ行く時には毎度お邪魔する隠れ家的バーで、香港に在住する駐在員の間では”ある種”聖地のような場所だ。いつもママの真希さんのトークに抑され、すでに1軒目で大量に日本酒を飲んできたにもかかわらずワインを2本もあけてしまった。

 

実は、こちらのお店は元々ビルの16Fにあったのだが、今回いくといつの間にか14F 移動していた。「あれっ!?」。曰く、半年前に晴れて独立して、場所は移動。現在は完全に一人で切り盛りしているのだという。異国の地、香港という地で、一人で事業を切り盛りしていうくのは決して楽な道ではない。それでも、きっと真希さんの背中には多くのファンがついている。

 

香港へ行かれる場合は、ぜひこちらのお店に立ち寄ってください。納豆オムレツがおすすめです。

第二回酒器展

本日、ミュシュランガイドで一つ星を持つこちらのお店のオーナーと協働し、弊店にて酒器展を開催した。雨が降り足元が非常に悪い中、多くの方が参加してくださり、多数の方にお気に入りの器をご購入いただいた。

香港には多くの日本人が在住するわけだが、本日ご来店いただいた方の多くは香港人や欧米の方々。皆、一つ一つの器を手に取り、真剣な眼差しで自分の好みの器を探すその光景は、非常に興味深いものがあった。

異国の地で、日本酒や酒器を紹介していくことは、決して楽ではないし、時間もかかることだ。でも、小さな一歩ではあるけれど、本当に意義のある一歩だと思う。

 

さぁ、帰国だ。

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楽しい夕食

今回香港に来た目的の一つは、手短に言ってしまうと、大先輩(40歳ほど先輩)にご夕食に招待していただいたこと。(もう一つは明日自店にて開催する酒器展)。夕食会場は僕のお店にて。先輩のご好意には頭が下がるばかりだが、僕自身、一顧客として自店で食事をすることも、中々機会がこれまでなかったので、この日が来ることを随分前から楽しみにしていた。

 

19時から始まったコースメニューは9品。

おいしい料理とお酒と共に話は沸いた。

ずばり、料理は最高だ。

 

Team の皆さん、素晴らしいお料理をありがとう!

Great Job!

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